プロフィール

5/31 太陽の花・生産者大会(沖縄県恩納村)

■2017年5月31日(水)雨。24℃。那覇から北行に50km。恩納村。
 
 13時より15時まで、150名の花栽培の生産農家が集まり、恩納村コミュニティセンターで開催された。宮城重志組合長のあいさつ、上原信彦販売部次長の平成29年度生産計画集計報告が行われた。色別・出荷期別の集計に基づき、今後、品目ごとに調整をする、という。生産農家は518名、栽培面積は前年と同じ1,391,391坪。青年部は80名。

 仲卸の中央花卉の中谷隆敏さん「葉物・熱帯花卉類の現状と、太陽の花に期待する事」、TFPの粕谷英樹さん、なにわ花いちばの園 公一さんは「花き生産の現状と今後、太陽の花はどう取り組むべきか」の東西卸市場の講演が行われた。
 
 菊、小菊、スプレーマム、熱帯葉物類、リシアンサス、、、多様な花が生産されているが、主体となる秋から春の菊類のなかで、この4月が価格低迷が続いた理由を分析した。

 閉会は兼島學参事が、講演を受けて、予約相対価格のこと、課題と展望、7月下旬の通常総会へ向けての今後の日程等を説明された。

 
 

■「良いもの」が社会の変化のなかで、商品規格(仕様書)の中味が変化している。それは長さ・ボリューム(かさ)だけの時代から、『日持ち』特に、菊類の場合は『葉の品質、葉の日持ち』が問われていることがわかった。品種開発はいろいろと行われているが、栽培時期、栽培場所により、それが変化する、ということ。
 また通常期と、物日(ものび)という年末・彼岸などの大量使用時期でも、問われる品質のなかに『供給量』それ自体の品質がある。そのなかで共選品のなかでのA秀品とB優品のバランス(B優でも必要とされる)、、、それは仕入れ価格自体の価値ということになる。
 
 葉物の規格化(共選品)で、失う価値ということを中谷さんは語られた。とても新しい視点で、そして「やまどり品(山取品)」の持つ意味・価値は、また別にあること、、、、仲卸は対面販売で、ていねいに説明・対話を繰り返しながら顧客の創造と維持(定番商品の開発、、、、10年間ほどかかる)の苦労と楽しさを具体的に話された(菅家博昭)。
 



 



中谷さん・粕谷さん・園さん






宮城組合長




中谷さん


粕谷さん


園さん


かねしまさん